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髪のお悩み改善知識
白髪の原因&改善 まとめ記事
HAPSの廣瀬です
本日は白髪の原因&解説
髪の色はメラニン色素の量によって決まります。
そして、メラニン色素をほとんど含まなくなってしまった髪が、白髪です。
なぜ、このようなことが起こるのでしょうか。
メラニン色素の働きと、白髪になるしくみについて御説明
白髪のが生える原因は、色素細胞の機能低下、消失
色素細胞がメラニン色素を作るには、チロシナーゼという酵素の働きを必要とします。
このチロシナーゼが加齢などの原因によって減少すると、色素細胞の機能が低下し
メラニン色素は作られず、色が着かないまま の髪が頭皮から生えてきます。
これが白髪です。
また、色素細胞自体が何らかの原因でなくなってしまうこともあり、この場合も白髪になります。
いずれにしても、色素細胞の消失やチロシナーゼの減少がなぜ起こるかについては
今のところまだ完全には解明されていません。
白髪が増える原因は実は様々
よく耳にするのが加齢や遺伝ですが
それ以外にもストレスや食生活の乱れなども影響するとも言われています。
また、白髪を抜くと増えると言われますが、抜くことが原因でさらに増えることはありません
ですが、抜くことにより毛根にダメージを与えるので可能性は0ではありません
その為、白髪を抜くことはオススメ致しません。
では主な原因はこちら↓
加齢
多くの白髪は自然な老化現象によってはじまりますが、個人差が非常にあります。
遺伝的要因
白髪になりやすい人と、そうでない人がいます。
これには遺伝的な要因が強いといわれ、若白髪の人は10代~20代で白髪が出はじめることもあります。
また、最近の研究により白髪では黒髪に比べて、メラノサイトの生存や維持
黒化に非常に重要な働きをもつ遺伝子の発現量が低下していることがわかっています。
稀なケースとして、遺伝的な原因により先天的に色素形成能力のない人も白髪になります。
また部分的に皮膚の脱色が起こる白斑症が頭皮部分に起こると、その部分が白髪になることがあります。
精神的ストレス・その他
過度のストレスや、栄養状態の不良、薬の副作用や代謝障害によって
白髪が生じることが知られています。
また、白髪の原因は過酸化水素の蓄積によって起こるという理論が2009年に発表されました
それまでは、髪を黒くするメラニンとメラノサイトの活動・機能不全が
最も大きな白髪の主な原因
と考えられていましたが、過酸化水素の体内への蓄積が
白髪の原因の一つであると考えられるようになりました
このような研究結果が出てきたためヘアカラーでの施術は白髪が増えることを意味します。
その為、従来のやり方ではなく業界初のジアミン除去・過酸化水素の分解・アルカリ成分除去
等をしっかりとおこなっていかないと白髪は増えるということです。
白髪を増やさないためには
まず、栄養バランスの摂れた食生活の見直しです。
ビタミン・ミネラル・たんぱく質・炭水化物・糖質・食物繊維といった6大栄養素すべてが
髪の毛の生成には重要です。
良質なたんぱく質を含んだ食べ物
・大豆など豆類
・肉
・魚
・卵
亜鉛を含んだ食べ物
健康な髪の毛が生えるように、亜鉛を摂取することも重要です。
亜鉛は、健康な皮膚や髪の毛を生成する栄養ですが、
女性はとくに不足しやすいのでバランスよく摂取するようにしましょう!
亜鉛が含まれている食べ物
・牡蠣
・レバー
・牛肉
チロシンを含んだ食べ物
髪にはメラニンという髪の色を作る色素があります。
このメラニンの原料となっているのがアミノ酸の一種であるチロシンというものです。
この、チロシンが減少してしまうのも白髪になる原因の一つです。
チロシンを含んだ食べ物
・チーズ
・納豆
・豆腐
・バナナ
ヨードを含んだ食べ物
髪の毛は、メラノサイトという細胞でメラニン色素が作られて色がつきます。
メラノサイトが規則正しく働かなると、白髪を作る原因になってしまいます。
そこで、メラノサイトの働きを活発にするよう助けてくれるのがミネラルのヨードです。
ヨードを含んだ食べ物
・ひじき
・わかめ
・のり
・とろろ昆布
・もずく
白髪の改善ならば栄養素をバランスよく取り入れ、
白髪を内側から改善していきましょう♪
白髪染めの種類
白髪染め色々な種類があるって御存知ですか
どれを選んだらいいのか悩んでしまいますよね
そこで白髪染め選びで失敗しないためにもあらかじめ白髪染めの種類を知っておき
それぞれの特徴や自分に合った種類の選び方をわかりやすく紹介します。
1
白髪染めヘアカラー
特徴としては2つの液剤(1剤と2剤)を事前に混ぜてから、髪に塗る白髪染めになります。
髪が染める仕組みは1剤と2剤を混ぜた時に起こる化学反応で髪を脱色して
さらに髪の内部に色を浸透させているんです。
このように脱色を行うというのがヘアカラーの白髪染めのメリット・デメリット両方になります
またヘアカラーは染色力を上げるためにかぶれなどのアレルギーを起こしやすい成分「ジアミン」を使っているので、安全性の面でも良いとは言えません。
その為、御自身でのセルフカラーは危険ですのでサロンにて
ジアミン・過酸化水素・アルカリなどの除去をしっかりと行ってください。
2
白髪染めマニキュア
ヘアマニキュアの白髪染めは脱色をする必要がなく、
髪の毛の表面をマニキュアのようにコーティングすることで髪を染めます。
そのため髪や頭皮に安全で、髪の毛がコーティングされることで艶があるように見えます
ただし、ヘアマニキュアの白髪染めは気を付けて塗らないと皮膚に染料が付いてしまい
なかなか色が落ちないデメリットがあるので御自身での施術は注意が必要です。
その為、サロンではプロの技術者が根本一ミリ空けての塗布になりますので
御安心下さいませ
また黒髪部分に塗っても元の黒色が目立ってしまうため、あまり明るくなりません。
ですからあくまで白髪部分に使うという認識になります。
3
白髪染めヘアカラートリートメント
ヘアカラートリートメントは今の白髪染めの主流となっている種類で
ヘアマニキュアと同じように脱色せずに、髪の表面に色を付けます。
そしてヘアマニキュアとの違いはトリートメント成分が配合されているので
日ごろのリンスやトリートメントの代わりに使える点になります。
そのため毎日使っても安全なように、髪や頭皮にダメージがあるような成分は使われていません。
またヘアカラートリートメントは各メーカーがトリートメント成分に力を入れて作っているので、
髪のダメージを補修したり、艶を出したりと美髪効果を得ることが出来るんです。
ただし、ヘアカラーとの相性が悪い商品もございますので使用の際には
担当の美容師さんと御相談するのがよいかと
4
白髪染めヘナ
ヘナは原材料にミソハギ科の天然植物を使用し、それを粉末状にした白髪染めです
基本的に化学成分は使われていないため髪や頭皮に安全で、肌が弱い人に愛用されています
ただしヘナの商品の中には染色力を高めるために
化学成分を混ぜていることもあるので購入の際は原材料に気を付けましょう。
またヘナで白髪を染めるためには自分で粉末状の商品にお湯を足して
ちょうどいい分量に調合する必要があるので他の白髪染めに比べてかなり手間と時間がかかります。
ですから手軽に染めたいという人にはあまり向いておりません
5
白髪染めカラーシャンプー
ヘアカラートリートメントと同じようなタイプで白髪染めとシャンプーを同時に行ってくれるので
安全で使い勝手が非常にいいです。
ただし白髪染めシャンプーの最大のデメリットが染まりにくいという点です
ですから白髪染めシャンプーはメインとして使うというより
美容院とのつなぎに使ったり、新しく生えてくる白髪を隠すのに使ったりするといいでしょう。
また同じメーカーで白髪染めカラートリーメントとカラーシャンプー
の両方を販売していることが多いので
どちらも併用して使うと白髪の染まりが抜群に良くなりますよ
ただし、商品によってはヘアカラーとの相性が悪いものもございますので
併用する場合は担当の美容師さんと御相談してください。
変色などを起こして元に戻らないケースも多く存在しますので御注意を❢❢❢
|
安全性 |
染まりやすさ |
色持ち |
使いやすさ |
おすすめ度 |
---|---|---|---|---|---|
ヘアカラー |
✖~〇 |
◎ |
◎ |
△ |
〇~◎ |
ヘアマニキュア |
〇 |
〇 |
〇 |
△ |
〇~◎ |
ヘアカラートリートメント |
◎ |
〇 |
✖~△ |
◎ |
✖~△ |
ヘナ |
△~◎ |
△~〇 |
〇 |
✖ |
△ |
カラーシャンプー |
◎ |
✖ |
✖ |
◎ |
△ |
サロンでの白髪オススメ改善方法
サロンでは主にヘアカラー・ヘアマニキュア・ヘナが主流かと思います
その中でもオススメのヘアカラー方法・ヘナの詳細を御紹介♪
ヘアカラー
サロンカラー | ホームカラー | |
---|---|---|
施術者 | 美容師 | 本人 |
色表現 | 豊かな色表現(〜100色以上)ヘアデザイナーが 薬剤を選定して、高い技術で施術します。 |
色表現の幅が狭い(〜30色程度)お客さま自身が 薬剤を選定して施術します。 |
剤 | 粘性のあるクリーム・塗り分け・ハイライトなどの繊細な美容技術に適しています。 | 微粘性クリーム・ジェル・液体など。毛髪に広がりやすく、一人でも簡単に塗布できます。 |
主なアルカリ剤 | 揮発性アルカリ(アンモニア)など | 不揮発性アルカリ(モノエタノールアミン)など |
過酸化水素 | 2.7%~6% | 6% |
また、人体に影響を及ぼす発がん性物質のジアミン・白髪を増やす過酸化水素・残留しやすいアルカリ
これらの有害物質をしっかりと除去・分解などが出来るのがサロンカラーのメリットになります。
【サロンによっての処理剤ですがごく一部のサロンのみ使用していると思われます】
当店では使用しておりますので御安心を♪
ヘアマニキュア
ホームマニキュアとの決定的な差は何といっても色持ちではないでしょうか
また、マニキュア剤も全く違いますし
プロが塗るので頭皮への心配もなし。
注意点とすれば傷みがないわけではない
爪のマニキュア同様を何度も重ねてやれば窒息して爪もボロボロになります
結果として髪もなります
その為、やりすぎは禁物❢❢❢
ヘアカラーに比べれば微々たるものですが勘違いのケースが多いので参考までに。
ヘナ
こちらは当店では100%植物由来の物を使用しておりますが
物によっては科学成分の発色剤などが混入してる物もございますので御注意ください。
他にも、インディゴ・リーフ・ハーブ等の自分に合うオリジナルが作れる部分がサロンの最大メリット
サロン後のケア方法
カラー直後の髪は、見た目はキレイに染まっていますが
色素が髪にきっちり定着するには、カラーリング後48時間程度かかるといわれています
2日間シャンプーしないのは無理がありますが
カラーリング後の24時間はシャンプーを避けることで
色素の定着と、髪内部の成分の流出を抑える効果があります
また、
カラーリングは熱に弱いです
施術後、数日間は36℃〜39℃くらいの温めのお湯でお髪を洗ってあげると良いでしょう
この時に予洗いをしっかりしていただいて
シャンプー剤を使う量を少なめにすると更に良いです♪
(シャンプーは洗剤なのでその分色も剥いでいってしまいます)
シャンプーは出来れば髪を引き締め、色素の流失を防ぐために、
最初の何日かだけでも弱酸性のカラーケア用シャンプーを使うことをオススメします。
予洗いをたっぷりされていると、少ないシャンプーの量でもしっかり泡立ちますよ♪
(白い色、淡い色のタオルは色移りする場合があるのでお気をつけください)
ここが肝心❢❢❢
「カラーで傷んでそうだから」と、その日の夜にトリートメントを熱心にするのは逆効果に。
トリートメントをつけたまま長く湯船につかるなど、濡れた状態が続くとキューティクルが開き
褪色の原因に。染めた後数日はシャンプー、トリートメントは軽めにすませましょう。
↓
ドライヤーでしっかり乾かす
え!熱に弱いんじゃ!?
と思った方もいると思いますが、
濡れている髪と乾いている髪だと、話がまた変わります。
濡れている髪はとってもデリケート。
痛みやすくなったり、枕に色が移ってしまったり、もちろん色も抜けやすくなってしまいます。
なので、就寝前には必ずしっかり乾かしましょう!
ですが、必要以上にドライヤーをかけすぎるのも
キューティクルが剥がれ落ちてダメージ&褪色のもと。
ドライヤーをかける時間を最低限にするため、しっかりタオルドライして根本から乾かしましょう。
このときごしごしこすらないのも髪に余計なダメージを与えないポイントです
乾いた清潔なタオルでポンポンと挟むように髪の水気を取り
根元から前に向けて乾かすと寝癖などもつきにくく、まとまった状態で維持しやすいです♪
ここまで出来ればカラーの持ちは二倍以上変わってくるかと思いますので
1つでも出来るところからやっていくのが理想の髪への第一歩かと♪
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。
次回の更新は髪質改善についての内容ですのでお楽しみに♪
2020/01/10 |